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保健室
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そしてまた次の日のお昼休み。
成弥『あの先生がカツラだったんよ!?
ウケてもうてお腹痛いわ笑』
刹那『え?!あの人が?!ふふっ笑
…あ、トイレ行ってくるね!』
僕はトイレへ行こうと席を立つ。
すると、フラッとして前のめりになった。
成弥『せっちゃん!!!!』
反射的に成弥が僕を支えてくれ、倒れずに済んだ。
刹那『ごめ…助かった。』
ここで倒れてたら恥ずかしいもんね。
成弥『せっちゃん、保健室まで送っちゃる。』
刹那『ありがとう。』
成弥に付き添ってもらい、保健室まで足を運んだ。
先生に事情を説明してベッドに横になる。
お昼休みなので少し成弥も居てくれるらしく、椅子に座った。
刹那『ねぇ、成弥。』
成弥『何や?』
刹那『僕が来なかったら学校来るかな。
僕が寮に帰らなかったら…帰ってくるかな。』
誰が、こそ言わないけど伝わった。
僕の言葉を聞くと悲痛に顔が歪んでいた。
成弥『何怖いこと言うん?せっちゃんまで居なくならんといてな…。』
刹那『 僕の今の状態を家の人に見られたら、学校に来れるかどうか…。』
成弥『…せやな。取り敢えずは学校に来ることより元気になることが大事や。
まぁ俺は学校やなくたって会いに行くで?』
刹那『ふふ、頼もしいね。』
成弥『へへ笑』
チャイムが鳴ったので椅子を立つ成弥。
成弥『本当に俺戻っても大丈夫なん?』
刹那『大丈夫、何かあったら連絡入れるから。』
成弥『わかった、またな!』
刹那『色々ありがとう。』
手を振って出ていった。
すると、保健医に声をかけられた。
保健医『君が保健室に来たら報告しろと上から命令があるんだ、だから報告させてもらうね?』
申し訳なさそうに言う辺り、いい人なことがわかる。
刹那『大丈夫です、お願いしますね。』
保健医『休んでていいからね。』
刹那『はぁい。』
保健室から出てく先生を見てから目だけ閉じて休んだ。
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