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訪ねる
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チャイムがなったのと同時に俺は席を立って足早に教室を出た。
そんな俺を見ながら成弥は手をひらひらと振って、呑気にいってらっしゃいと言っている。
頭の隅の方で一緒に行かないのか?という疑問を持ったが気にせず走った。
そして渡された鍵の部屋へ着き、息を整える。
微かに緊張からか、震える手で鍵を開けて静かに中へ入った。
リビングには誰もいないことを確認して寝室であろう部屋をノックする。
間もなく、扉は開いて顔を出したのは充希さん。
充希『あらあら、こんにちは。』
俺を見てほっとしたような顔をする充希さんに、誰かが部屋の中で声をかけた。
?『充希さん…?誰か来たんですか。』
その声はおっとりとしていて…どうしてか涙が出そうになる。
充希『ふふっ、はいお客様です…お入りください。 』
中へ通されると刹那は目を見開いた。
充希『私は退出しております。』
頭を下げて出ていった充希さんを確認して、ベッドに近寄った。
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