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本音
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刹那『っ、どうして僕なんかを…』
永遠『なんかじゃない!!
気が付いたらずっと刹那のことが頭から離れなかった。
小さいのに、芯が真っ直ぐで凄く強い。
そんなところも好きだ。嬉しそうな顔も、悲しそうな顔も…困ったような顔も全部可愛くて好き。』
いきなり褒めちぎられて、頭がパンクしそうになる。
刹那『ぇっ、ぁ、っ……!!!』
永遠『俺さ、今となってやっと気づいたんだけどさ…紗夢と付き合ってた頃、紗夢のことが好きじゃなかった。』
刹那『え…?』
永遠『ただアイツが俺を求めてくれてた、
それで安心したくて縋ってたんだと思う。
俺、すごく最低で終わってるけど…今は愛情じゃなくて、刹那が欲しい…愛したいって思うんだ。』
僕の目から視線を離さず、一言ずつ伝えてきて…。
永遠『刹那は、俺のことどう思ってた?』
そう聞かれた時に僕の感情は爆発した。
刹那『好きだよ…!!
本当は初めて見た時から無意識のうちに惹かれてた。でも最初は好かれるとはかけ離れてて嫌われてて…それでも少しずつ埋まっていく距離が嬉しかった!!!永遠君が少しずつ僕に温かさを教えてくれていた時に初めて好きなんだって自覚した。
なのに…自覚した途端にあんな事が起きるし!!!!永遠君に嫌われたかもって!!!苦しくて…苦しくてッ!!』
永遠『刹那っ…』
刹那『あの日帰ってきたら謝ろうって思って、ずっと待ってたのに帰ってこなかった…!!!それに永遠君成弥のこと心配で会いたいはずなのに全然学校来なくて、僕が行かなかったら、登校してくれるかなって…部屋に帰れるかなって…思って…』
我慢が出来なくて泣き崩れてしまった。
一方的に困らせるような事言って、泣いてって…酷いやつじゃんか…。
永遠『一人にして、帰らなくてごめん… 。
許されないことだけど刹那にそんな沢山辛い事を考えさせちゃってごめんな…。』
永遠は精一杯刹那の事を抱き締めた。
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