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転校生
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今日転校生が来るらしい
それにしても初日から遅刻って
まぁ、ぼくにはどうでもいいけどな
剣さえいれば
「転校生ってどんな子だろうね」
「男の子らしいよ」
クラスの女子が騒いでる
「イケメンだったら告白しようかな」
下らない
所詮顔だけしか見てないじゃん
まぁ、どうでもいいけどさ
と思ってたら
剣が入ってきた
さっき保健室で休んでて
たくやはるとってやつに
告白?されたらしい
「へーそんな事が
もしかしてたくやだっけ?」
「たくまはるまだよ」
あーそんな名前だったな
人の名前覚えるの苦手なんだよな
「お前事好きなんじゃねーの?」
「いやいやないない」
絶対気があるってそいつ
「まず友達からって事でしょ
まぁ、後は頑張ってね」
と言うと剣は黙り込んでしまった
今はそっとしとこうか
と思ってると担任の藤崎敬子(ふじさきけいこ)
がやってきて
「席ついてー授業の前に転校生を紹介する
入ってきて」
「佐倉花江(さくらはなえ)です
皆様と早く仲良くなりたいと思ってます
よろしくお願いします」
挨拶堅苦しいな
そんな事はいいや
まぁ、絵に書いたようなイケメンだ事
これは女子にモテるでしょうな
「んーじゃあ席は内田の隣な」
え、だる
教科書とか見せると嫌んだけど
「よろしく」
まぁ、これは仕方ないか
「仕方なく見せてあげるだけだから
それ以外は気安く話しかけて来ないでな」
正直転校生なんて興味なんてない
さくただったか
中休み
「なんで話しかけるなと言うの?」
「興味ないから
これで満足?」
転校生なんて嫌いだ
お前なんて眼中にすらない
剣以外は信じられない…
「ねぇ、佐倉くんどこから来たの?」
「…秘密だよ ごめんね」
「そっかぁー…あやまらないで!」
「趣味は?」
「音楽聴く事だよ」
「そうなんだー」
いつの間にさくたの机を囲んでた
うるさい
確かに見た目はイケメンだ
でもそう言うやつは大体…
「ねぇ佐倉くん放課後…話があるの
屋上で待ってるから」
まぁ、モテるか
クラスのマドンナと言われる
浅香雪美(あさかゆきみ)
うちのクラスでも狙ってる奴が多いらしい
まぁ、そんな事はいいか
寝てよ
起きたら昼休みだった
いつものように
剣とお弁当を食べてた
「転校生頭良かったね」
「え、そうなの?」
剣そう言うなんて珍しい
「裕也は寝てたからわかんなかっただろうけど」
「なんか先生もびっくりしてたよ」
ふーん
頭いいんだなー
まぁ、どうでもいいけど
「どうでもいいって今思ったでしょ
ほんと無関心だよね」
「エスパーですか
さすが剣」
図星だ
「何年一緒だと思ってるの?」
なんか前にも同じ会話したような気が…
まぁ、いいか
「さくたってさ
よく分からない謎だよね
なんか」
「さくた?あー
さくらはなえくんだよ
確かによく分からないよねー」
まぁ、そうか
お昼を食べ終わり
剣とチャイムがなる前に教室に戻った
さくたが話しかけてきた
「河内と仲良いの?」
剣の事か
「もしかして付き合ってるとか?」
は??
「それはない
てか剣は好きな奴がいるの
ただの幼馴染」
「そっか」
「なに?」
「別に聞いてみただけ」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった
みんな席に着き
ぼくは寝るけど
放課後
よし帰ろー
今日は睡魔に勝てなかった1日だった
今日は大変な1日だった
ある意味
ほぼ寝ていたけど
「裕也ごめん今日一緒に帰れないんだよね」
なるほど
「分かった
今日1人で帰るよ」
「うんありがとう」
なんか1人ってはじめて
鞄を漁るとあ、携帯忘れた
取りに行こうか
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