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告白
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放課後僕の教室に春馬が来るんだ
しかも僕のために
うまく教えられるかな?
心配だ
ガラッと
あ、春馬が来た
「ここだよな?」
「そうだよ」
「ここではなくて僕の家に行こう
親いなくて一人暮らしだし…」
なんか恥ずかしいな
「いいのか?」
「もちろん」
どうしよう…顔…見れない
やばい
「早く教室出よう」
「そうだな
早く行こうか」
教室出て靴を履き替え
学校から出て
帰り道あるいてて
歩幅合わせてくれる
嬉しい…
このタイミングで…
「あの…話聞いて…
このまえ『特別』って言って
くれたじゃん?」
「うん
言ったけど…?」
ダメだ…
緊張して…
喋れない
勇気出せ…
どうしよう…
告白ってこんな言えない
もんなの?
「ちゃんと聞くから
ゆっくりでいいからな?」
その声に言葉が出てきた
「…き」
「もう一回」
「…す…き…なの
ずっと…すきだった」
泣きそうになってしまった
人生ではじめて告白した
「オレも好き
ほら…」
「て…繋いでいいの?」
春馬が手を差し伸べて
「もちろん
さ、行こう」
「うん!」
差し伸べられたを伸ばして掴んだ
あたたかい
久しぶりだ
小さな頃お父さんとお母さん3人で
てを繋いで歩いた
それよりあたたかい
忘れた感覚
心も体もぽかぽかしてる
これが恋か…
「えとよろしくね
これから」
「こちらこそ
愛しい存在」
僕の家に着き
「お邪魔します」
「お邪魔じゃないよ?
むしろずっといてほしいななんて」
なにを言ってるんだ
「ふふやっぱり剣は『特別』だ」
勉強を教えないとな
考えつつ
この時が続けばと思った
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