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13:00~14:00(シングルルームパロディ、グロ・死ネタ注意)
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ついさっきまなもオレも死にかけた
起きたら真っ白な部屋におって真っ白な服を着たまなが不安そうにしとった
調べてみたらどこかにまなと二人で閉じ込められてるらしかった
部屋にあったメモにはどちらかが死ぬとかそんなことが書いててご丁寧に殺害キットも入っとった
まなが不安がるからああいったけどあの時点ですでに半信半疑やった
調べた感じオレらの知り合いにこんなに手の込んだドッキリしかけられるような奴はいない
ドアが開かないだけならまだしも部屋は相当頑丈に作られていた
そしたら結果酸素が薄くなりまなは過呼吸になってオレも死にかけた
そこで本物なんやって確信した
ハッキリ言って怖かった
でもまなもがたがた震えて怖がってオレの名前を呼んで、縋って…まなだけは死なせたくなかった
「っな?」
「…………うん…」
だから笑って覚悟を決めた
まなだけは…まなだけは絶対に傷一つつけずに外に出してみせる…
そう誓った
髪の一本だって切らせん…
オレ自身も自分が自分以外のためにこんなこと思うなんてビックリやった
でも結局はまなを無事に外に出したいって言う自分のエゴやと思う
オレはまなとは出られない…
きっとあと24時間なんて四肢の揃った状態で今みたいに笑ってるまなを見ることはできない
12時間前はまな抱いて一緒に風呂入っていつも通りやったはずなんやけどなぁ…
オレはなかなか理解力はある方やと思う
だからこの後どうなるかも大方わかる…一緒に出ようなんて残酷な期待をまなに持たせるのは良いことじゃない
いややな~痛いん…
まなはきっとオレが死んでまなを外に出すって言うたら自分が死ぬって言うか、一緒に死ぬって言うんやと思う
まぁそれはそれでなかなか滾るけどもう誓っちゃったし?
それにそんなのオレは別に望んどらん
せやからまなにはギリギリまで言わない…
「………まーな?」
「………ん…」
そのまままなのうなじに手を当てて自分の胸にまなを抱き寄せた
こんなことしたらまなを不安にさせるってわかってたけど止められなかった
せいぜいあと6、7時間………
オレが学に強がって事実を隠せる時間だった
きっとオレが自分の体を切り出したらまなは泣いて死ぬって言い出す
まなはオレがうなじを撫でるのがくすぐったいのかもぞもぞと動いた
まなの匂いが漂ってくる
…………嫌やなぁ…死ぬの……
久しぶりに心底怖いと思った
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