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19:00~20:00(シングルルームパロディ、グロ・死ネタ注意)
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いたい…左腕が熱い…
まなはオレからちょっと離れたところで床を見つめぜぇぜぇと息を吐いてた
…………ごめん…ごめんな……
まなはまだ首をぷるぷる振っていた
さっきおそるおそるオレを確認したまなの顔は真っ白で光がなかった
「……まな…こっち来や……」
「……………」
まなはまたぶんぶん首を振ってる
「…………おねがい……」
おねがい……もうあんまりオレには時間がない……だから最後だけ…あともう少しだけ……
そう言うとまなはゆっくりだけどこっちに来てくれたうっうっと嗚咽を漏らしてぽたぽたと床に水滴をこぼしながらこっちに来てがばっとオレに抱き着いてきた
ズキンと左腕が痛んだけどまながあったかくてじんわり胸の奥が満たされるような気持ちになった
……まなや…
もうない左手に代わって右手でまなの背中を強く抱いた
まなはオレの首に顔を埋めて泣いていた
「………まな…ま、な……」
「うっ…う…」
「まな……なぁまなお願い…聞いて……」
「……………」
まなは何も言わずに泣いてたけどこくんと頷いてくれた
「まな…好き…」
「……うぅ…」
「大好き……」
「………う、ん……」
「………す、きやで……」
「う……ん………」
まながぎゅうっとオレの首を抱く腕に力を混めた
何故か悲しくはなくて満たされるような感覚だった
もうあれから何度も容器が回転してきっとあと10時間ぐらいは持つと思う…
でもきっとそのまえに…オレは……
オレもまなの腰を抱く腕に力を混めた
「………ぎん……」
「………なに……?」
「やだよ………」
「……………」
「やめろ…よ……」
「……………」
「………もう……意地悪…しないで……」
まなの声がすがるようなかすれた声になっていった
………ごめんな…まな………ごめん…意地悪じゃなくてごめん…早く出してやれなくてごめん……
「ぎん………好き…大好き…だいすき…なの……」
またまなは消え入りそうなでそう言った
きゅうっと胸が痛くなった
「………大丈夫やって……すぐ出し…」
「やだ……」
「……まな………」
「や、だぁ……」
まなは余計泣きだした……
ゴメン…ごめんな…
「……大丈夫やで…まな……」
「……やめ、て…」
「怖いなぁ…お腹も減ったし、喉もかわいたし、外出たいなぁ…?…すぐ出したるからな……」
「や、だ…」
まなはまた強く俺にしがみついた
まなの頭を支えるように頭をかき抱いた
まなはずっとやだやだ言っている
………もうオレにはまなを両手で抱いてやることはできなかった
………………………ごめんな……まな…
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