アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
個性的なアイシカタ(ともshow
-
いつからだろうか
あの人を目で追うようになったのは…
笑った顔も…
困った顔も…
普通の顔も…
疲れた顔も……
あの人の全てが美しいと思った。
そして、気づいてしまった。
これが恋ってやつなんだって。
恋とわかると頭の中があの人でいっぱいになった。
それから、すべてのものに嫉妬した。
あの人に近づく人
あの人が触る自分以外のもの
あの人の目に映る自分以外のもの
あの人が聞き取る自分以外の音
あの人が吸う自分以外の匂い
あの人とこの地球に存在する自分以外のもの
そして、この世界から少しでもあの人が自分以外のものから逃れるためにどうすればいいか…
考えに考え抜いて一つの結果にたどり着いた
と「…showさん」
s「なんですk…え?」
showさんは俺が持つ銀色の花に目を向ける。
と「俺さ…showさんの事…誰よりも愛してるんだよね。だから、いろんなものに嫉妬してる。そして、showさんには俺以外の何とでも存在して欲しくない。」
そう…俺以外が一緒にいてはならない。
s「……っ!?ともさん!お、落ち着きましょっ!ねっ!?」
と「showさん。俺は最初から落ち着いてるよ…そんなに怖がらないで?俺もすぐ逝くから!」
そう言って、愛する人に銀色の花を刺した。
ピクリとも動かないshowさんの手に包丁を持たせる。やっぱり、showさんの目に映るもの、刻まれる音、漂う匂い…全てが美しい花に見える。…あれ?
showさんに握らせた銀色の花を自分の心臓に突き刺す。
それと同時にみんながわっちらに気づいたようだ。
わっちはパタリと倒れ、みんなはわっちらに駆け寄る。
さっき疑問に思った事がある。showさんの目に映るもの、刻まれる音、漂う匂い…全てが美しい花に見えるって思ったけど…てことはこの世界も美しい花、みんなも美しい花ってことだよね…
…あぁ、そうか。てことはわっち、showさんの周りに咲く美しい花に嫉妬してたんだ。それを一生懸命駆除しようとして、一番の大事な花を枯らしてしまった。
頬に目から涙が伝う。
こんなはずじゃなか、た…に。
ここでわっちの意識は途切れた。
目を開けると金髪の愛しい人が包帯が巻かれた顔でわっちを覗き込んでいた。
「おはようございます、ともさん。」
愛しい人はそう言って、にこりと微笑んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 6