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大嫌いだ13
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外でお母さん同士の話が終わったのか、僕のお母さんが妹を呼び「今日は…帰る」と言い残し帰って行った
部屋には僕と葵羽の二人
葵羽のお母さんは多分外にいる
「皐月君…俺のこと嫌いになった…?」
「そ、そんなこと…ない」
今の僕には素直に葵羽が好きだとは言えない、嫌いだとも言えない
ただ、怖い
こればかりは時間が経たないと治らない
「こんな奴と一緒に居たくないよな、ごめん、今日は俺も帰るよ…」
葵羽は僕の顔を少し見つめて病室から出ていった
さっきまで一人になりたかった筈なのに一人になった途端手術のことを思い出し、一人で震える
(やっぱり…怖い)
布団の中にもぐり、一人怖さに震えていたらいつの間にか眠っていた
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