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嫌な勉強
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いつもと変わらない学校
今はお昼の休憩時間
僕はスマホ片手にお勉強中です。
「らっきーすとらいく?名前が長すぎる!パッケージもなんか赤くて……もーー!!赤いの多すぎ!何これ!」
「何スマホ相手に怒ってんの?ガチャ外れたか。」
話しかけてきたのは葵羽
「違いますー。そんな事では怒りません。」
一旦スマホの電源を切り、机にうつ伏せになる
「あーもう!わからん、全く分からん。」
机を両手でバンバンと叩く、少し手が痛い
「おぉ、どした、そんなに荒ぶって。」
美味しそうな焼きそばパンを食べながら僕を見てくる葵羽
「一口ちょうだい、美味しそう。」
「おう、ほれ」
葵羽がこちらに向けたパンにかぶりつく
変わらない味。とても美味しい
「結構食べたな…こういう時だけ一口大きいよな、皐月」
「良いじゃん、別に。昨日の残りだし。僕のものだよ?」
僕らの昼はバイトから持ち帰る、廃棄予定の弁当たち
普通に食べれるのに。
「それは言わないでよ…今日残ったらメロンパン持って帰るから。」
「あの店じゃないとやだ。」
いつも通りお昼を過ごしていると
「ホントに仲良いよね、2人ってさ。」
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