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別に仲良くなんてない
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話しかけてきたのは海斗。
こいつは今日もまたシュークリームを食べている
海斗は甘いものが好きで、僕の好きなメロンパンを教えてくれたのも海斗。
毎日毎日、こんなもの食べてて全然太ってなくてほんとに凄い。
海斗の周りには痩せたいと女子がたまに集まっているが、海斗自身が太ってないのは代謝が良いらしくそれで、太ってないらしい。
「「別に仲良くなんてないし!!」」
海斗の仲良いよねという言葉に二人揃って同じ言葉を言ってしまう
アニメとかでよくあるベタなあんな感じ。
絶対こういうのって相手は仲いいなって思うんだよね
「うんうん、仲良しさんなのはよ〜く分かったよ。なんかそんなオーラがあるしさ」
「オーラ?なにそ…」
「(º∀º*)ア- ヤッパリ?」
葵羽がかなり嬉しそうな顔で海斗の方を見てドヤるような感じでやっぱりなどという
「おい…」
「うんうん、一緒に住んでるんだもんね!同居っていうの?」
「同居は違うでしょ…家族でもないし」
「じゃあルームシェア?」
「……気にしたことないからなぁ…多分それ」
「へぇー」
海斗とのやり取りを聞いていた葵羽が少し寂しげな顔をしていた
(なになに、なんでそんな顔してるんですかね、生まれつきそんな顔はしてらして無いですよね。)
(というか男同志で同居って使わないよね、うん)
多分、いや、絶対僕があー君のこと好きになることなんてないだろうし、同居なんて言葉はきっと僕の人生で使うことないんだろうな、と思うと少し悲しくなった
……いや別にいいけど
キーンコーン……
「おっ、お昼休み終わっちゃう、じゃあね!」
そう言って海斗は自分の席に戻っていく
「むぅ…じゃあな……」
「う、うん」
どうしたんだろ、あー君。
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