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「あ・・あの先生・・・。」
「ん?どうしたの?」
「あの・・・僕変われますか?」
「急にどうしたの?」
「雪那さんからたくさん手紙もらって・・・・。
でも僕きっと雪那さんに会っても話せない・・・。
このままじゃ僕・・・・。」
「深く考えなくていいんだよ。」
「でも・・・・。」
「大丈夫。遥君はちょっとずつだけど確実に良くなってる。
今では僕の手を握れるようになってるし、
ご飯もたいぶ食べられるようになってる。
安心して。
もし雪那くんからの手紙が遥君にとって不安要素になってるなら
しばらく手紙はもらわないようにもできるから。」
でもせっかく書いてもらってるのに断れない・・・。
「大丈夫です。」
「今日はちょっとリハビリお休みしよっか。
もしよかったら窓の外から見える桜、近くで見てみない?」
「さくら・・・・」
「車いすに乗れる?
自分で乗れなさそうなら手伝うよ。」
「あっ大丈夫です・・・・。」
「うん、じゃあ行こっか。」
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