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コンコン
「ご飯できるまでどうしよっか。
もしよかったらちょっと話さない?」
話せるかな・・・・。
「はい・・・。」
「俺のことまだ怖い?」
「そんなことは・・・。」
ないけどうまく話せない。
「ありがとう。
こうやって遥と話せて本当に嬉しい。
遥を見つけてからしばらく目を覚まさなかったからどうしたらいいかわからなかった。
目を覚ましてからもなかなか元気にならなくて・・・。
俺ね今まで学校とかの女子に告白されたりとか付き合ったことあるんだ。
でもその子のこと好きになれなくて。みんなお金目当てでさ・・・。
遥はすごく純粋だなって思った。
正直ね何もわからない子にこんなことするんだろうって遥も思ったかもしれない。」
それは・・・確かに思った。
だって雪那さんは僕の家族じゃないもん。
血だってつながってないもん。
「俺もなぜかわかんないけど遥のそばにいたいって思ったんだ。
笑顔を見たいって思った。
無理に笑ってほしいんじゃないよ?
いつか心からの笑顔を見たい。
だからそのためなら俺はなんでもするよ。
俺は遥を裏切ったりしない。傷つけない。
不安になったらいつでも頼って?
些細なことでもいいよ。どんなことでも。
今度は手紙じゃなくて直接遥が安心してくれるまで何回でもいうよ。」
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