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「遥がどんな生活をしてたのか、どんな家族と暮らしてたのか。
俺にはわからない。
でも遥にはつらい思いもうして欲しくないんだ。
遥のことは全部知りたい。全部理解したい。
辛かったことは幸せなことに変えてあげたい。
幸せなことは俺も聞いて一緒に幸せになりたい。
でもやっぱり遥にはきついよね。前のこと話すなんて。
ごめんね・・・・。いつもだったらこんなこと言わないんだよ。
でも遥のことは全部知りたいって思っちゃって・・・。
何なんだろうね。俺おかしいのかな。」
雪那さん・・・・。
雪那さんだったらって思うけどもしまたお母さんに叩かれたら?
殴られたら?怒られたら・・・?
思い出すと怖くて声も出なくなっちゃう・・・・。
寒くないのに身体が震える・・・。
暑くないのに汗が出てくる・・・。
なんで?なんで・・・?
「遥?どうした?大丈夫?」
「・・・あ・・・・・。」
「ごめん。思い出しちゃった?ごめん、ごめん・・・。
思い出させるつもりはなくて・・・でも思い出しちゃうよね・・・ごめん。
もう忘れて。もう聞きたいなんて言わないから・・・ごめん・・・。ごめん。
本当にごめん・・・。
俺部屋出た方がいいかな・・・。
本当にごめんね・・・・・。」
やだ・・・・っ!
行かないで・・・。
「・・・一人にしないで・・・。」
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