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雪那side
抱きしめてから結構経ってる気がするけど遥は何も言わない・・。
前、病院に連れて行こうとするときはあんなに拒否されたのに今回は俺もびっくりするくらい何も抵抗されなかった。
手を握ることでさえかなり勇気が必要だったはず。
正直殴られることは覚悟してた。
でも殴られるどころか抵抗すらされなかった。
「遥?もしかして・・・・
寝てる?」
「すぅ・・・・すぅ・・・Zz・・・・。」
やっぱり。
寝てるってことは俺のこと少しは心許してきてくれたってことかな?
でもさっきかなり汗かいてたし、着替えさせないと風邪ひいちゃう・・・。
「遥、着替えしような。」
とりあえずベッドに寝かせて忍にタオル持ってきてもらわないと。
よいしょっ・・・ってあれ?
俺の服つかんでる・・・。いつの間に・・・。
寝顔見ると普通の男の子なんだよね。
ちっちゃくて今にも壊れてしまいそうな程繊細で。
俺はずっと遥のそばにいてあげたいって思って、全部知りたいって・・・・。
あぁそっか。わかった、なんでこんな気持ちになるのか。
「遥・・・好きだよ。」
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