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「ん・・・・。」
雪那さん起きるっ!
どうしよう・・・どうしよう・・・。
寝たふりしよう。
「あっ寝てた・・・。ってもうこんな時間だ。
熱・・・・まだちょっとありそうかな。」
雪那さんの手冷たくて気持ちいい・・・・。
「まだ起きないかな。早く熱が下がりますように。
元気になったら庭でご飯食べようね。」
雪那さんはどこまでも優しいんだな。
こんな汚い僕に最後まで優しくしてくれるなんて。
でも目を開けるのは怖い。
どんな目で僕を見ているのか。想像はつくよ?
触れものを見るような目。近づくなっていうような目。
優しい言葉を言ってくれても目は・・・・。
何回もそういう目をした人見たけど雪那さんのそういう目・・・見たくない。
見たら僕耐えられない。
やっぱり僕は幸せになれない・・・・。
ううん幸せになっちゃいけない人間なんだ。
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