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雪那side
俺の目を見るのが怖い
先生の前で遥が言っているのをたまたま聞いてしまった。
思い当たる節はある。
遥の傷だらけの体。
正直ショックだった。
でも守りたいって気持ちが強くなった。
「先生、遥が病院に戻るの待ってもらえませんか?」
「え?」
「すいません、遥との会話聞いちゃったんです。
遥の気持ちもわかるけど俺の気持ち伝えたいんです。
来週まで・・・待ってもらえませんか?」
「僕はいいけど、決めるのは遥くんだからね。」
「わかってます。遥にも伝えます。
明日また来てもらえますか?そのときに遥に決めてもらいます。」
「わかった。」
「すいません。ありがとうございます。」
俺の誠意を見せるにはこれしかない。
俺はただ遥を守りたいだけなんだ。
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