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幼馴染みなワケなので⑥
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「軽い捻挫だね。
少しの間は運動禁止。重たいもの持つのもダメだからね。
念のため、病院行ってね」
「捻挫…」
保健の先生に応急処置をしてもらったが、ズキズキ痛むし死ぬほど冷たい。
今軽いって言った?めちゃくちゃ痛いんだが。
しかも利き手の右手。不運すぎる。
「利き手だから誰かに手伝ってもらって方がいいよ。
誰か家近い人いるの?」
家が近い人……いる事にはいるんだけど。
頭の中で茅を思い浮かべたが、いやあんなやつに頼まないし頼みたくない!
「いるじゃん。自慢の幼なじみが」
「呼んできてやろーか?」
なんて保健室に着いてきた付き添い3人の中の悪友コンビが面白がって肘を突いてきた。
亮が心配してくれてるのは分かるがこの2人に限っては笑ってやがるし、ただ単に授業サボりに来ただけだろ!
亮は涙目で俺のことを心配してくれてなんていい奴なんだと感心した。
持つべきものは友と書いて亮と読む!
もう俺には亮しかいない!
「俺は放課後用事あって手伝えないけど柚お大事にな」
…さっきの言葉は撤回しよう。
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