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幼馴染みなワケなので⑦
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「いないんだったら親御さんに電話して迎えに来てもらうけど」
「あ〜親はちょっと…」
仕事で忙しいから。
なんて言おうとした時、ガラッ!と勢いよく保健室のドアが開いてその場にいる全員が驚いて肩をあげた。
ドアに目をやると、俺の知った顔が。
茅だ。
「…ちがや」
「どこ怪我したの?なんで?いつ?どうして?」
俺の近くに来たかと思えば、ペタペタと俺の全身を触りしまいには顔に傷がないか確認してきた。
お前にはこの右手が見えんのか。(某ドラマのアレ)
俺が痛い痛いゆうから結構大袈裟に手当してもらったんだぞ。
「…ただの捻挫だって。これ」
「捻挫…」
茅は俺の右手を見ると少しホッとしたような顔で手を掴んで膝をついた。
良かった──
小さい声だったけど俺には聞こえた。
本気で心配してくれたんだと思うと何故か胸がキューと胸が締め付けられた。
なんだ?胸もうったのか?
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