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笑顔
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「大和、無理しなくていいから。誠也さんと今からでも関西に帰るか?」
誠也は大和の前では、昔から誠也さんと呼ぶ。
大和は首を振る。
「ううん。…僕、お父さん思い出して、寂しい…」
大和はゆっくりとした口調で、でもはっきりと自分の気持ちを伝える。
「でも大丈夫!だって誠也さんがいる。だからこの街で誠也さんと暮らす」
「本当に?」
「本当!」
大和は誠也の問いかけに二回大きく頷くと、安心したように柔らかい表情になった誠也と笑い合う。
誠也が傍にいてくれる。
そう心から安心する。
だから誠也の笑顔は大好きだ。
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