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複雑なお年頃
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「もう時間がないな。とりあえず歩こうか。嶺くんはやった!って思っているかも…。まぁ色々な家庭事情はあるから」
「そうですね。複雑なお年頃ですし……」
二人は歩きながら喋る。
「ここから本題。大和に話題にしてほしくない事がいくつかある」
誠也は煌貴にちゃんと忠告しておきたかった。
煌貴が大和と本気で向きたいのなら…。
「はい…」
煌貴も何となく気付いていた。
昔は良かれと思ってしていることが、大和の心を傷づけている事をわかっていなかった…。
大和と離れて、煌貴もその頃からは大人になって、ようやく気付けたような気がする。
「まずトイレの話をしないでほしい。大和は小さい頃に女の人にトイレに連れ込まれたことがある」
煌貴は自分の知らない大和の辛い過去をいきなり聞いて、思いきり眉を寄せた。
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