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じたばた
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「ただ嶺くんは別。トイレで嶺くんと仲良くなったから」
トイレで仲良くなるってどんな出会い方をしたのか、煌貴は気になってしまう。
「あとごはんをなんで残すの?とかダメだから」
「何かされたんですか?」
今の言葉の方が気になって、煌貴は間髪入れずに質問する。
「保育園体験で無理矢理に口にごはんを突っ込まれて、それが今でもトラウマになっているんだ。昔より偏食は大分治ったけど、今でも量は少ないし、なんで残すの?って聞かれただけで、大和には強迫観念があるみたいだから」
そういえば大河が、急に大和が白ご飯を食べなくなった、と母に相談していた事を煌貴はふと思い出した。
お腹が空いたら勝手に食べるわよ、無理に食べさせちゃいけないわよ、と答えていたが、それが原因だったんだ、と初めて知った。
そんな事があったなんて何も知らないで、過去の自分はただじたばたしていた。
「大和くんのお父さんは色々な想いをされていたんですね…」
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