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感心
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「そのことが俺の中に無意識にあって、初めて来た時に大和くんの靴を見てしまったんだと思います……」
気持ち悪いですよね…、すみません、と煌貴は頭を下げる。
誠也はそんなことないよ、と言って、首を振る。
煌貴はとても優しい子なんだな、と誠也は思う。
「入学のお祝いは何がいいか、ってずっと考えていたんですけど、リュックとか鞄は大河さんを思い出すかもしれないし、腕時計はしていたし、色々考えた結果、スニーカーがいいかなって思って…」
リュックは大河の思い出が詰まっている。
そして腕時計は誠也と大和の父である、力が大和にプレゼントしたものだ。
煌貴はよく見ていて、よく覚えているな、と誠也は若干引き気味だが感心もする。
「あの、もし大和くんの気に障ったり、気に入らなかったらすぐに捨てて下さい。俺が勝手にしていることなんで」
煌貴がそう言ってくる。
「そんなことないよ。大和は気に入ると思うよ」
誠也はニコっと笑う。
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