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無意識
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無意識に出た言葉だろうが、大和は教える、という言葉にとても弱い。
大和は読んでいた本に対して、疑問に思ったことはすぐに大河に聞いていた。
大河は、その質問に答えられないから、
大和はすごいな!偉いな!!そんなこと知ってるんだ!!
と褒めちぎることで大和の質問から逃げていた。
当の大和は大河が誉めてくれるから、もっと本を読んで知識を増やしていってもっと深い質問していく。
そして大河が褒め讃えるという繰り返し。
そんな大河の育て方のおかげで、大和はいつの間にか誰かに何かを教えことが大好きになった。
「…昴さん、明日、サプライズで嶺と二人で入学のお祝いをしたいって。さっきメールきた」
煌貴に餃子の作り方を教えたいがために、大和は明日の予定を自ら煌貴に伝えている。
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