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大騒ぎ
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「それは嶺くんは嫌がって大騒ぎするだろうね…」
誠也は苦笑する。
二人でお祝いしたいという昴の気持ちもわかるが、嶺が知ったら嫌がって大和の元を離れないだろう。
だからそうならないように昴は、先に大和を味方につけた。
昴の方が一枚上手だ。
「だから、明日は嶺をはやく帰らせてあげたい。でも僕、一人怖いから…」
「明日は煌貴くんに迎えに来てもらう?」
誠也が聞くと大和は二回頷く。
煌貴に餃子の作り方を教えたいのもあるけど、嶺を早く帰らせてあげたい。
嶺にとったらありがた迷惑な行為かもしれない。
でも大和の優しさを尊重してあげたい。
煌貴なら大和に変なことはしない。
逆に煌貴の方が大和に気を遣ってくれるだろう、と誠也は確信しているから。
万が一、大和に変なことしたらどうなるか煌貴もわかっているだろうから。
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