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龍覇
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「ごめん。陽丸をいじめに来た訳じゃないんだ。ただ俺に黙って違う高校に入学したことに苛立ちを覚えてしまったんだ…」
龍覇はごめん、と大和にもう一度言う。
「それはあの子に言うこと。僕に言う台詞じゃない」
龍覇は驚いた顔をして、それからクスクスと笑いはじめる。
「その通りだな!じゃあ陽丸を守ってくれてありがとう!」
女子だったら腰を抜かしそうな蕩ける笑顔を見せる。
「そこのキミもありがとう!」
龍覇は嶺に向かってお礼を言うので、嶺は戸惑いながらも小さく首を振る。
「本当にキミの言う通りだな。一回、陽丸と話し合いだ。だけど素直に俺と話し合いをしてもらえるとは思わないんだよな…」
龍覇は小さくため息をつく。
だけどすぐに何かを思い付いたようで瞳を輝かせる。
「そうだ!俺もお祖父様に相談したらいいんだ!そして俺も天松学園に編入すればいいだけだ!」
なんだ、簡単な話じゃないか!
と言って、龍覇はなんだかとても嬉しそうだ。
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