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大和と誠也と煌貴
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それから、大和と誠也と煌貴で餃子を作った。
大和は餃子を作っている時は、とても楽しそうだった。
「はい。誠也さん」
「ありがとう」
「はい、煌貴くん」
「はい!ありがとうございます!」
大和がホットプレートで焼いて、焼きあがった餃子をそれぞれの皿に入れていく。
「一条さん、今日、大和くんが同じ高校の子が絡まれているところを助けたんですよ!」
「そうなの?」
誠也が隣に座っている大和の頭を撫でる。
「多分、陽丸っていう名前。僕の前の席の子…」
「友達を助けるのもいいけど、危険なことしたら駄目だよ、大和」
誠也が大和と視線を合わせて言う。
「大丈夫です!その陽丸くんに絡んでいた人は、昴さんと俺にも挨拶してくれましたから!」
煌貴が大和の変わりに答える。
「あれ、いつの間に昴さんと仲良くなったの?」
「仲良くなったってほどじゃないですけど、その陽丸くんに絡んでいた子は美久月くんっていうんですけど、美久月くんのおかげだと思います」
「ああ、その美久月くんっていう子、陽丸くんのことが好きなんだ」
美久月のおかげで意気投合したと聞いて、誠也はピンと来たらしい。
「みたいですね…」
はっきりとは大和の前では言えないので、煌貴は曖昧に答える。
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