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恋はあまくて苦いビターチョコレート
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愛とか恋とか下らない
どうせ
誰でもいいそう思っていた
赤松紗綾(あかまつさあや)に出会う
までは
まさに一目惚れ初恋だった
セフレは多いけど
こんな恋ははじめてだ
甘くほろ苦い
恋はビターチョコレート
みたいな
優しくとろけたような感覚
「てかお前まだやってんの」
「あと、少し…よしできた!」
「さあやちゃんー」
天津ルイ(あまつるい)をお構いなしに
話しかける
「じゃあ僕は藍斗のところいくなー
あとはごゆっくり」
「あ、ちょ」
「捕まえた」
まだ想いは伝えてるが
届かない
あと少し…もう少し
懲りずに伝える
それがどのくらいのリスクを
犯しても…
ましてや男同士…
男女より複雑な関係になるから
「ってか少し痩せた?
ちゃんと食べてる?」
あ。名乗り忘れた
瑠樺花奏(るかかなで)
って誰に紹介してるんだ
「ん、最近ろくなもん食べてないな…」
「じゃあ今日空いてる?」
「空いてねーよ」
即答された
ちなみにまだ
榊藍斗(さかきあいと)と天津ルイは
付き合っているが
俺たちの場合は俺が、一方的に
気持ちを伝えてるだけだ
まあ一目惚れだけど
最初は、女の子かと思った
告白したら男だと知った
でもそんな事正直どうでも良かった
どうやったら振り向いてくれるんだろうか
「いや…やっぱり行く
行くだけだからな!
どうせ瑠樺の家だろ?」
照れながら言われ
やばいと思いながら
「そうだよ
放課後待ってる」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった
紗綾が来る
どうしよう嬉しい
放課後が待ち遠しい
と思った
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