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初恋は酸っぱい
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男からよく告白される
それはこの見た目のせい
「ごめん…ぼく男なんだよな」
って言うと大半は
「女の子かと思った」
とか
女の子でも男でも
「ごめん罰ゲームで告白したの 」
とか付き合った経験は1回もない
瑠樺花奏(るかかなで)と
出会うまでは…
あーつぎの復習やっておかないと…
ふとクラスメートの声が耳に入ってきた
「あーあ
彼女ほしいな…
可愛くて料理も出来て勉強もできる
彼女」
「お前理想高すぎw
そんな女いねーから」
あ、そう言えば最近暑くて
そうめんしか食ってなかったわ
でも確かに完璧な女子ううん
女性に関わらず完璧なんてない
それは努力の積み重ねであって…
と復習しながら考えてると
「てかまだやってんの紗綾」
天津ルイ(あまつるい)
が話しかけて来た
「あと少し…よし、出来た!」
次の授業は苦手な社会だから
そう言えば瑠樺の事を話そう
よく気にかけてくれる奴だが
なんかセフレが多いらしい
勇気を持ってこの前その1人に
聞いてみた
そしたら…
「相当やるときは意地悪だよ?」
どんな風に意地悪なんだろうか…
でもそれ以上生々しい話しは
恥ずかしくて聞けなかった
と考えていると
「さあやちゃーん」
噂を、すればなんとやらだ
「じゃあ僕、藍斗のところいくなー
あとはごゆっくりー」
「あ、ちょ」
行ってしました…
「捕まえた」
後ろからぎゅっと抱き締められた
普段なら殴るが
今日は殴らないでやる
「って少し痩せた?
ちゃんと食べてる?」
さっき言ったように
そうめんしか食べないし
ちゃんと食べてないな
「ん、最近ろくなもん食ってないな…」
「今日空いてる?」
「空いてねーよ」
って馬鹿いつもの感じで言ってしまった
「いや…行く
行くだけだからな!
どうせ瑠樺の家だろ?」
「そうだよ
放課後待ってる」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった…
瑠樺は自分の、席に戻ってしまった
どうして恋ってこんなに
つらいんだろう…
まだ酸っぱい…
これから甘くなるのかな?
そしたら甘酸っぱいなって
それに苦いのも混ざって
それが、恋…
複雑な
でもまず告白をしなくちゃ…
そうじゃなかったら…
でもそばにいたい
そばにいられるなら
何だってする
ってまずは素直になることから
はじめよう
それがいい
苦手な社会のはずなのに
瑠樺の事しか、考えられない
どうしたんだろか
授業の内容なんて入ってこなった
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