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次の日
「ふぁあ・・・」
早起きをしてしまった
自然に目が覚めて、朝飯もちゃんと食って、制服も着て、家を出た
いつもと同じ通学路
時間が早いのか、全然同じ制服の奴を見ない
「・・・」
今日、紺野の家に行くんだよな
やばい、なんかすげぇ楽しみだ
「あれ?拓馬?」
「?」
後ろから声をかけてきたのは、健吾
なんでこんな早いんだよコイツ
「早くね!どーした、寝れんかったとか?」
「ちげぇ」
「やべぇ傘持ってきてねぇよ」
「あ?今日雨?」
「そりゃーこんな早くから拓馬がいりゃ雨降るだろ」
「死ね」
ゲシっと思いっきり健吾の尻に蹴りをいれる
「ぃッ!てめぇ・・・!」
朝だからか反応が鈍いな
昨日避けられたからスッキリ
「桧山先輩!」
「ん?」
もう少しで校門、という所で女が健吾に手を振って近づく
「朝練に来てくれはったんですか!」
「お~おはよ、楓ちゃん」
「おはようございます!」
誰だコイツ
なんか、めっちゃなまってんな
しかも、身長たか
「今日は早く目が覚めたから楓ちゃんの朝練応援しに来た♪」
「何言ってるんですか!先輩も朝練あるやないですか!」
「楓、おいてくで」
「あ、待って、それじゃ先輩絶対来てくださいね!ちょ、待ちいや!樹!」
顔がそっくりで関西弁の男女
どっちも金髪だったな
「誰」
「は?昨日あんなに説明しただろ!?」
「聞いてねぇ」
「・・・」
ジトッとした健吾の視線を感じるけど、無視して昇降口に向かって歩く
「陸上部の1年生、双子で姉の南雲楓ちゃんと、弟の南雲 樹(ナグモ イツキ)!昨日すげぇ言ったのに!聞けよな!!」
「おー」
やっぱ双子か
めっちゃ似てたな
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