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「包丁ってどーやって使うの~?」
「真緒!人に包丁向けてんじゃねぇよ!」
「えぇ~?」
「人参ってどんくらいの大きさだ?」
「まず皮むけ」
「はぁ!?こいつ皮あんの?」
「紺野!隠れてゲームすんな!」
「目敏いなー」
「はぁ・・・」
どいつもこいつも使えなさすぎて自然に溜め息が出る
横でジャガイモを切ってる三宅が話しかけてくる
「卯月クンって案外面倒見がいいんだね」
「ん?あーそーか?」
終始笑顔の三宅
コイツ、めっちゃ顔整ってるせいで笑顔やべぇ
なんつーの、これが王子って理由なんだろうなって感じ
「・・・」
ま、紺野の笑顔の方が百万倍かっこいいけど
「はる、手伝わないとお前のカレーはないよ?」
「・・・はぁ、分かってるし」
紺野がうんざりした顔を三宅に向ける
で、まぁんなことはどうでもいい
『はる』って、紺野のことコイツ、はるって呼んでんのか
これが幼馴染みの特権ってヤツかッ!?
「きよ、これもうルー入れていい?」
「うん、もういいよ」
「・・・」
今度は『きよ』だと???
はぁああ!?いいな!!!幼馴染みっていいなクソっ!!!
「・・・たーくっ」
「うわっ、真緒いきなり抱きついてんじゃ・・・」
真緒の体がなんとなく熱いよな気がする
でも、顔色は悪くない
「ボクすっごい頑張ったと思わない?褒めて褒めて~!」
「ん、上手に具材切れてたな、健吾よりは良い働きしてた」
「はい、ストップ聞き捨てならんオレだって出来てただろ!?」
「つーか、お前等少しは自炊しろ」
真緒は子供体温だから、気にしすぎか
つーか
カレーすらも作れねぇってのはさすがにやべぇだろ
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