アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
清臣side
-
やっと俺達の番になった
「はぁもう歩く前から足疲れたぁ」
「たしかに長い時間待たされたよね」
お化け役は、即興でやらなくちゃいけないってことで、最初は多分つまんないな
でも慣れていくうちに驚かし方も分かってくるから、Cでよかったって俺は思うけど
真緒クンはそうでもないらしい
「どうせ歩くなら、怖い方がドキドキ感増して楽しそうじゃない?」
「えぇ~そんなの求めてないし~」
あまり電力のない懐中電灯で地面を照らしながら2人並んで薄暗い森の中を歩く
「転ばないように気をつけてね?」
「ん~」
真緒クンはしっかり聞いてるのか聞いてないのか適当に返事をしてくる
何故か足取りがおぼつかないように感じる
薄暗くてよく見えないけど、真緒クンふらふらしてる?
「真緒クン?」
「ん・・・」
真緒クンの体に触ると、触れただけで分かる体温の高さに驚く
まさか
コイツ、ずっと・・・
「んっ、なに・・・」
「はぁ、熱があるんなら早く言って欲しかったよ」
おでこに手を当てると、熱かった
確実に熱がある
「昼間に川に落ちたから?」
「ん」
絶対適当に返事したな
川に落ちた時、ふらついて落ちたように見えたけど見間違いじゃなかったか
「林間学校の前日、雨ん中で寝てるから・・・」
「なんで知って・・・」
「で、体調が優れないのに川に落ちて悪化したってとこかな」
「・・・・・・・・・・何で地面に座ってんの」
「おんぶしてあげようと思って」
座ってねぇよ
お前乗っけるためにしゃがんでんだよ
「は?なんで、いい、いらない、コテージまで歩けるもん」
「ふらついてる足で何言ってるの?」
「別にミヤくんに迷惑かけないし」
コイツは・・・
さすがにイライラしてきた
「あはは、ほんと、マジ、大人しく寝てろ」
「ぅわッ!!!」
「暴れないでね」
お姫様だっこをすると、暴れるなって言ってんのに暴れる真緒クン
「大人しくしないと落とすよ?」
てゆーか、犯すぞ
「・・・」
そう言えば大人しくなった真緒クン
来た道を逆走して、先生に話しをして、救護の部屋につれて行った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 141