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真緒と三宅が戻ってきて勉強会がスタートした
「で、Xに7を代入して」
「・・・え、なんで?」
「は?」
俺は今、数学を勉強してる
紺野が教えてくれてる
めっちゃ至近距離
でも何故かドキドキはしない
理由はわかる
「代入すれば答えがでるからに決まってるだろ」
顔が怖い
いつもの真顔よりも怖い
つーか眉間に皺がよってる
「意味わかんない」
「・・・」
「・・・ごめんなさい」
無言の圧力ってのはこーゆーことだと知った
「もう無理ギブ交代誰か代わって」
「はるがこんな切実に・・・」
「アイツの理解力はほんとゴミ」
とりあえず健吾を蹴りたい
三宅は真緒に教えてて、健吾は1人で黙々と解いてて時々三宅に質問する程度
「あーーーもう無理」
「ボクも疲れた!!」
「真緒クンまだ30分もやってないよ?」
「卯月はそれ何回目だと思ってんの」
何この幼なじみ共
くそ怖ぇ・・・
「やべぇ進級できねぇ・・・」
「また一緒に2年生だね!」
「むしろよく2年になれたな」
「オレがめっちゃ教えたから」
「桧山クンすごい」
紺野と健吾と三宅が俺達をすげぇ馬鹿にしてるのが分かる
勉強が進まずにいると、俺のスマホが鳴った
電話?
「・・・げ、明希」
「切れ!!!」
電話の主を言った瞬間真緒が叫ぶ
顔こわ
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