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「で、なんでそんな自暴自棄になってんだ?」
健吾がバーガー食いながら俺に聞いてくる
別に自暴自棄になってるわけじゃない
「昨日、酒飲んで」
「うわぁ!たく悪い子だぁ!」
「っせぇな・・・んで、告って、キスして」
「は?」
真緒の声のトーンが低くなる
んな声どっから出してんだよって感じだが、無視して話を続ける
「振られた」
「マジか!!」
「え、待って待って、待って、え?キス、した?」
「ファーストキスが酔った勢いとか死にてぇ・・・」
「ふぁ、ふぁーすときすぅ!?」
「声でけぇんだよ!」
真緒の頭をぶん殴る
つーか、真緒の注目する所がキモすぎる
んだよファーストキスだよ悪ぃかよ彼女なんか居たことねぇからな!!
「それってさ、もしかしてさ、えぇっと、相手ってさ、もしかしなくても紺野遥斗・・・?」
「他に誰がいんだよ」
「なんて告ったんだよ~拓馬~」
「茶化すな!ふつーに好きっつったんだよ!」
「で、キスした感想は?」
「黙れ黙れ黙れ」
「ぃっいてぇ!いた痛いちょ、タンマ!」
ぐぐぐっと健吾のほっぺを思いっきり引っ張る
「で、なんで振られた?」
「・・・友達としか見れねぇって」
「うん、まぁ、また違う男でも探せって」
「別に男が好きなんじゃねぇし!」
紺野の性別がたまたま男だっただけで、俺は別に恋愛対象男じゃねぇ!!
「・・・あ、じゃあもう紺野遥斗の家に行かなくなるの!?そーだよね!」
「わかんね」
「え?なんで!」
「今まで通り接するって言われた、放課後、教室にアイツが鞄置いてったら俺は・・・」
俺は多分、つーか絶対、紺野の家に行っちゃう
辛いって分かってんのに、馬鹿だって分かってるけど、それでも一緒に居たいって思っちまう
「っ・・・たくの馬鹿」
「あー、で?あんな暴れてたってわけ?」
だってしょーがねぇじゃん
イライラするし、モヤモヤするし、なんか変に気持ちは焦るし
八つ当たりしてねぇとおかしくなりそう
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