アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
真緒side
-
すごいモンを見てしまった
まさか、あの王子様が、あんな・・・
あんな怖い顔して暴言吐きまくった挙げ句木を殴るなんて
猫被ってたんだ、こわ
「何、その顔?」
手、全然振りほどけないし
顔笑ってんのに目笑ってないし
口調はいつも通りなのにトーンが違うし
そりゃ顔に出ちゃうわ!!!
「猫被ってたんだ」
「真緒クンも一緒でしょ?」
「うわ、一緒にしないで、つーか開きなおんな」
「バレちゃったモンはしょうがないし?」
ニコニコといつもの笑顔じゃなく、ニヤニヤと人を見下した笑顔のミヤ君
うわ、こんな顔するんだ
「てゆーか、手痛いんだけど」
「離したら、俺のこと喋っちゃうでしょ」
「まぁ喋んないって保証はないよね」
思いっきり喋るわ
てゆーかもう言いたすぎてうずうずしてる
コレ教えたら皆すごい顔するんだろうなぁあ
「喋んないで欲しいなー・・・?」
「おけおけ」
「・・・喋ったら、犯すよ」
「は!?」
いきなり何言ってんのコイツ!!!
「きも!!」
「ふふ、キモいって酷いなぁ」
「うるっさい!酷いって思ってるような顔してないし!」
コイツも、結局ボクの顔と身体か
「まぁそりゃ?でもさぁ真緒クン卯月クンのこと好きでしょ」
「は・・・」
「俺もなんだよねぇ」
「は!?」
ま、まさかコイツもたくのこと・・・?
はぁ!?
「絶対嘘!!!!離して!!!」
「嘘じゃないって、ちょ暴れすぎ」
「ぅあッ・・・!」
だんっと木に思いっきり背中をぶつける
つーか、押しつけられたって感じ
くっそ、いってぇ・・・!
「ねぇ真緒クン、卯月クンの事が好きだって皆にバレてもいいの?」
「はあ?勝手にすれば」
「他人がどう思おうがどうでもいい?でもさぁ、他人じゃなくって本人はどうなのかな?」
「っ・・・」
「卯月クン、はるの事好きでしょ?」
「なっ・・・・・なんで知ってんの・・・」
「見てれば分かるよ~」
たしかに、コイツは目敏そう
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
89 / 141