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紺野side
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時は少し前、体育祭がまだ終わっていない頃
紺野家にて
「遥斗、拓馬くんと喧嘩でもしたの?」
部活が終わり家に帰ると、既に帰ってきていた姉に言われた
「してないけど」
「じゃあなんで拓馬くん来ないのー!?前まで毎日のように来てたじゃん!!」
「知らない」
姉ちゃんは、かなり卯月を気に入ったらしい
そのまま階段を上がって自分の部屋へ行く
「はぁ・・・」
当たり前のように毎日来ていたせいで、俺の日常から卯月は消えなかった
部活に行く時に、卯月がくる曜日だけ教室に荷物を置いていったり、家に帰ってゲームしててもセーブ途中で後ろを見たり・・・
ずっとこんなことばっかやってて、自分にイライラしてくる
んで、最近はちょっと考えてることがある
「・・・」
俺の中の卯月の存在ってかなりでかいんだなって
卯月のことは好きだ、でも友情か、恋愛かって言われるとまだ分からない
でも、やっぱり、こう考えてるってことは、少なからず俺は卯月とそうゆう関係になってもいいって思ってるんだよな
分かんない分かんないって逃げてるって分かってるんだけどなぁ
卯月を好きだって認めるのが、何故か怖い
「・・・」
んなことを悶々と考えていると部屋のドアが開いた
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