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陽向side
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駿の家に上がって駿の部屋に行ってベッドに寝かせた。
大分顔色は良くなったけど、まだ辛そうだった。
(病院…連れていった方がいいか?)
そう考えたが、駿は病院が大嫌いで無理矢理連れていったらパニックになりそうだ。
(薬とスポーツドリンクあるかな…)
リビングに行って救急箱の中から風邪薬を取った。
冷蔵庫の中を見るとミネラルウォーターがあった。
その二つを持って部屋に戻った。
「駿、起きれる?」
うっすら目を開けて起き上がろうとしたが中々起き上がろうとしない。僕は駿の頭と腰を支えてゆっくり起き上がらせた。
「ありがと」
にへっと駿が笑ってくれた。
(可愛いけど声ガラガラだな)
「いいよ。水いる?」
「うん」
駿にコップに水を入れて渡すと、一気に水を飲みほした。
「ありがと」
「いいえ。なにか食べれる?」
「うん。お腹空いた」
「うどん?」
そう聞くと駿は目をキラキラさせて
「うん!ゲホッ」
「あんまり大きな声出さないの。作ってくるから喉乾いたら水ちゃんと飲むんだよ」
「うん…」
駿が寂しそうに言ったから
「眠い?」
「眠くない」
「じゃあ一緒にリビング行く?」
そう言うと目をまたキラキラさせて
「行く!ゴホッ」
「分かった分かった。じゃあ服着替えよ。服適当に持ってくるよ?」
「うん」
ジャージを持ってきて駿に渡した。けど、まだ体がだるいらしく中々着替えが遅いから手伝った。
(駿の体ほんとに細いな)
そう思いながら着替えさせていると
(は?)
首筋が少し赤くなっていた。
「駿…これどうしたの?」
「んぅ?なんだろ?虫に刺されたのかなぁ?」
(イラッ)
僕は赤くなった所に唇をあてて思いっきり吸ってやった
「ひゃん、いったい…ん」
「駿くーん。こういうのキスマークって言うんだよ?次キスマーク付けて帰ったらこれだけじゃ済まさないから。」
そう言ってジャージを着させた。
「ごめんなさい…」
(くっ上目遣いは反則だよ)
「いいよ。でも次はないからね」
そう言って駿を姫抱っこすると首筋にチクリと痛みが走った
「んっ」
「えへへ。仕返し…大丈夫俺は陽向のこと好きだから」
顔が赤くなっていくのが分かる。
「は、早くうどん作るよ」
「照れてる」
「照れてない!」
階段を降りてソファーに駿を座らせて僕は台所に行ってうどんを作った
(ほんとに駿は…)
うどんを作り終わってやっと顔の赤みが無くなった。
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