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龍姫?!
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全員の自己紹介がひと段落した所で、一稀が話し出す。
一稀「いきなりだが、俺は陽向を龍姫にしたいと思う」
陽向『…はぁ??龍姫なんて無理だ』
一稀「龍姫って何か知ってるのか?」
陽向『いや、知らないけど…』
全員(ズコッ)
悠也「龍姫というのは、俺達の暴走族の姫のことです」
姫?
いや、入る入らないの問題以前に僕、男なんだけど…。
奏汰「ひなっちは、可愛いから姫でも大丈夫!」
いや、えっ。
可愛いとか全然嬉しくない。
しかも、ひなっちってなんだよ!!
一稀「大丈夫だ。お前はただ俺らに守られときゃいい」
…守られとく…か。
僕は守られる資格なんてない。
だって僕は人を傷つけることに楽しさを憶えているのだから。
この人達は多分、僕には勝てない。
陽向『…僕は守られるなんて無理です』
悠也「しかし、ここへ来る間に他の族に見られた可能性が高いです。東上さんは可愛いですから、狙われると思います」
…可愛いは余計だ。
夏智「ね〜、陽向!僕達が守るからさ、姫になって?」
陽向『自分の身は自分で守れるので結構です』
これでも僕は一度会えば血を流すことになると有名な赤目だから…。
赤目も赤い目だから付いた名前でもあるけど、その目にはいつも血がうつるという意味でも付けられた。
blood eye……血の目。
僕は生まれた時から多分こういう運命だったのだろう。
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