アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
黒「お前が神樹淳か?」
陽向『はい…あの、母さんは…?』
黒「あ?…あぁ、お前の母さんは、お前を俺らに売ったんだよ」
……えっ…僕を、売った?
…あぁ。また僕は捨てられたって事ね。
やっぱり人は自分のためなら、平気で人を裏切る。
なら、僕が母さんを捨てる。
いいよね?
母さんがやったこと僕がやるだけだもんね?
陽向『…あの、1つ聞いてもいいですか?』
黒「なんだ?」
陽向『僕は母さんが嫌いです。なので、母さんをあなた方に売ることは出来ますか?』
黒「あぁ?出来ることはできる。けど、お前を逃がすことは出来ない」
……やっぱりそうか。
なら、逃げるしかない…よね。
母さんを売った後、僕は黒ずくめの人達の隙をついて、逃げたんだ。
出来るだけ遠くに遠くに。
2日間くらい歩き続けた。
何回も絡まれた事もあった。
その時は必死に走って逃げた。
3日目の夜、僕は疲れて公園のベンチに横たわった。
ここがどこなのかさえもわからない。
そんな時、正樹さんに会ったんだ———。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 97