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お前は何を……
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ーside一稀
朝、学校に悠也と遅れて着くと奏汰がいつものように先に来ていた。
あれ…陽向の鞄があるのに何でいないんだ?
一稀『なぁ、奏汰。陽向は?』
奏汰「あ〜、陽向なら拓斗と一緒にどっか行ったぜ?」
悠也「拓斗ならあの空き教室ですね」
一稀『あの空き教室?』
悠也「いつも使ってるのは、3階の一番端の部屋ですよ」
なら陽向は拓斗と一緒にその教室にいるってことか…?
俺は、拓斗がいつも使っているという空き教室へ入った。
すると、拓斗が急に
拓斗「丁度いいタイミング。俺、授業行くからあとよろしく」
一稀『は?どういう事だよ』
拓斗「詳しい事は後でメールで送ったから。あと陽向何かに怯えて寝れてないはずだからよろしく」
一稀『分かった』
……陽向に近づくと拓斗の言うように、寝れてないみたいで顔色が悪かった。
お前は何をそんなに怯えているんだ…?
兎に角、寝かせようとするが、頑なに眠くないと言って寝ようとしない。
何とか落ち着かせるために、陽向の頭を撫でると少し表情が柔らかくなった。
一稀『大丈夫。お前の心配するような事は何も起こらねぇからよ』
そう言って安心させると、陽向は眠ってくれた。
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