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…感情なんて
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陽向side
陽向『……んっ』
えっと…何してた?
あー。なんか拓斗に無理やり寝かされたんだった。
布団も掛けてあり、久しぶりに暖かさを感じた。
それにしてもなんか左手が暖かいな………って、
陽向『柳瀬っ!?』
一稀「ん…?あ、わりぃ寝てた。調子どう?」
陽向『……うん、元気』
一稀「そっか…よかった」
ホッとしたように笑ったその顔にドキッとした。
一体、この感情は何なのだろうか…?
いや、そんなことどうだっていいじゃないか。
感情がなかったら、僕が苦しむことなんて無くなるのだから。
一稀「陽向。今さ何考えてた?」
陽向『……何も考えてないよ』
一稀「じゃあなんで辛そうな顔、してんの?」
なんで………柳瀬も拓斗もこんなに鋭いんだ…。
僕がわかりやすい…とかか?
それなら、僕はここに居るべきじゃない。
自分が自分じゃ無くなってしまうようで怖い…。
一稀「俺には教えられない?俺にはお前を助ける事は出来ない?」
陽向『…何でそこまで…僕と柳瀬は赤の他人だろ』
一稀「……お前が好きだから。好きなやつは守りてぇじゃん?」
………えっ、今なんて…?
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