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After three days…
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あの日から、3日たった。
自傷行為は治まらなかったが、柳瀬が抱きしめると急に襲う不安感はすっと消えていくようになった。
そして柳瀬は抱きしめる度に僕に、「大丈夫だ、俺がそばにいるから」と囁く。
どう大丈夫なのかなんて分からないけど、柳瀬にそう言われると安心する。
自然に身体から力が抜けて、大丈夫だって思える。
柳瀬には、感謝してる。
でも、一部を除いてだけどな…
好きにさせるから覚悟しとけという宣言通り、柳瀬は毎日僕の周りにウザイというほどひっついてくる。
正直疲れる…。
一稀「陽向、こっちに来いよ」
今日も柳瀬が自分の脚をポンポンッと叩き、ここに座れと言ってくる。
陽向『嫌』
一稀「来ないならキスするぞ?」
危険を感じた僕は即座に柳瀬の脚の上に座る。
一稀「来てくれたのは嬉しいが…キスもしたかったな」
……ねぇ、この人変態だ。
僕の後ろに変態がいます。助けてください…。
一稀「あ、そうだ。陽向、今週の土曜日あけとけ」
陽向『…は?』
一稀「デート」
…嫌な予感しかしない。
けれど先程と同じように脅されて、渋々デートというものに付き合わされることになった。
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