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信用
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一稀side
陽向が姿を消した。
次の日学校へ行くと、陽向の机がなかった。
西条(先生)によると学校からも退学したという。
いや、そんな事どうでもいいんだ。
奴は俺らを裏切ったんだ。
そんな奴探す必要なんてない。忘れるべきなんだ…。
だけど、陽向を嫌えない。
今までのは本当に演技だったのか?
あれは本心じゃなかったのか?
どうしても事実を受け入れられない。
夏智「一稀……」
奏汰「一稀、俺らの総長がそんなんでどうすんだよ!」
一稀『……うるせぇ』
そんなのわかってる。
わかってんだよ!!
拓人「俺は陽向をまだ信じてるよ」
奏汰「はぁ?なんでだよ!!」
悠也「私もですね。仲間を痛めつけられたことに関しては少々、怒りを覚えますが…」
夏智「僕もだよ」
奏汰「お前らおかしいのか!?やつは裏切ったんだぞ?」
拓人「落ち着け。考えろ、裏切るだけのためなら気絶だけで済ますなんてしないはずだ」
…どういう事だ?
悠也「今回は皆さん怪我一つしていません」
奏汰「それがどうしたっていうんだ」
夏智「僕がもし裏切りをするなら、みんなを使えなくなるまでぼこぼこにする。だってその方が精神的に苦痛だからね」
拓人「そう。だから陽向がした行動には何か理由があるはずだ。一稀、お前が1番よく陽向のことを知ってるはずだぞ」
…………俺は何をしていたのだろうか。
なんで陽向を信じようとしなかったんだ。
……くそっ、1番最低なのは俺だ。
一稀『悠也』
悠也「はいはい。調べますね。本当に俺らの総長は手がかかりますね」
一稀『俺は理事長をあたる。陽向の行方を知っているはずだ。お前ら………ありがとうな』
夏智「いえいえ〜」
みんなが仲間でよかった。
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