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大丈夫。
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ーバタッ
一稀「陽向っ!……っ!!くそがっ!」
ーバキッ
「うっ、」
陽向『な、なんで。なんで柳瀬がここに…』
父さんを殴り飛ばした柳瀬が僕に駆け寄り、大丈夫か?と抱きしめる。
でも、現状を理解しきれていない僕はただただ唖然とすることしか出来ない。
「…ふふっ、淳〜お前の友達は自分から死に来たようだなぁ〜?」
その声で一気に意識が戻る。
そうだ…組が…!!
陽向『柳瀬っ!今すぐ帰れ!……お願いだから…』
一稀「陽向、大丈夫。大丈夫だ。俺がついてる。何も怖いことはない」
…どういう事?
「仕方ねぇなぁ〜、さてじゃあ呼ぼうか」
ープルルルルッ
父さんが電話をかけ始める。
陽向『だ、だめ!やめて!』
一稀「陽向、大丈夫だから。落ち着け」
陽向『なんで!?止めなきゃ、柳瀬が!!』
一稀「俺は大丈夫。まぁ、見とけよ」
……?
「はぁ?どういう事だよ!!ここには来れない??なんでだ!」
父さんが急に声を荒げ出した。
「なんだって!?…黒田組の知り合いには手が出せない?ってどういう事だよ!…おい!ちょっ」
黒田組…?
というか何が起こってるんだ?
一稀「お前馬鹿だな。川口組は黒田組の傘下にいる組だ。んで、その黒田組の幹部の養子が陽向なんだよ」
「陽向って誰だ!!?」
一稀「ここにいるじゃん。こいつは、神樹淳じゃない。東上陽向だ。んで、三年前からお前の子供じゃねぇんだよ」
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