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動き出す影
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今日は一稀と買い出しに来ていた。
勿論、衣装の買い物だ。
一稀が今レジに行っていて今は一稀を待っている状態だ。
そういや本番まであと、3日だな…。
忙しいと日にちが経つのが早く感じる。
歌もダンスもあり、不良校だから適当かなと思っていたが、行事ごとは真面目にやるようで、みんな真剣だ。
毎日夕方遅くまでダンスの練習をしている人もいる。
僕も負けてられないな…
つーかヒロインだから、歌もソロがあるから緊張感大だ。
一稀「陽向〜レジ済んだ。おまたせ」
陽向『いいよ、それよりありがと』
一稀「どういたしまして?さ、倉庫に帰っか」
と一稀と帰路に着く。
すると背後から人の気配を感じた。
1人…?いや、2人か?
ちょっとさり気なく一稀にいつもと違う道を行こうと言い、何度か角を曲がってみる。
やっぱり来た誰か付いてきている。
陽向『…一稀』
目線で一稀に後ろに気を配るよう合図する。
それに気づいた一稀が背後の2人の存在に気付く。
一稀「陽向、3右の1左」
三つ後の通路を右折して、次の角を左に曲がるか…
陽向『わかった』
そこから一稀とダッシュする。
左の角を曲った後にはもう背後の気配は無くなっていた。
どうやら巻けたみたいだ。
…一体誰だったんだ?
誰にせよ、少々警戒した方が良さそうだ。
一稀「陽向、これからは誰かと常に行動しろ」
やはり一稀も今ので警戒を強めたらしい。
あいつらの目的は…。
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