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本番からの動き
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そして本番。
今回選んだ台本はミュージカルになっているもので、ほとんどが歌で会話するものだった。
初めに、一稀が歌い、合いの手を入れたりして歌った。
一稀「どれだけ嘘を重ねても、愛は決して偽れない。信じたのは言葉 じゃなくて、あなた自身。今夜、魔法の絨毯で自由の旅に出よう。大丈夫だから、僕を信じて」
あの時、この大丈夫って言葉に救われたななんて思いながら演技を続ける。
そして、無事この舞台が終わった時、拍手喝采だった。
最後にみんなで礼をしていた時、誰かがこちらに吹き矢を向けているのが見えた。
…っ、狙ってるのは…一稀か?!
銃じゃないのは音が出ないようにするためか…。
多分、バレないように幕が閉まりきる前に殺るだろう。
僕は、奴の顔を覚えて、閉まり切る直前に、
陽向『一稀、しゃがんで!早く!』
一稀「は?」
陽向『いいから!』
一稀「あ、あぁ」
と一稀がしゃがんだ瞬間吹き矢が一稀の頭上を通ったのが見えた。
…間に合った…よかった。
とりあえず、やつを捕まえないとと思い、急いで体育館からでる。
一稀が呼んでいたが無視をしてさっきの顔を思い出しながら探す。
くそっ、人が多すぎる。
つか、この服が走りにくい。
僕は、ドレスとカツラを脱いで、したに来ていた体操服姿で探し回る。
…………いた!!
やつを見つけて、僕はそいつを目掛けて今までにない速さでやつを追いかけた。
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