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あの後、僕はなんとか一稀達に先程のことを誤魔化してやり過ごした。
そして今、僕は白狐について情報収集している。
ハッキングはしないのかって?
僕にはハッキングなんて高度な技術を生憎持ち合わせてないからな…こうやって赤目の格好をして、街へ出て情報収集するしかないのだ。
でも、早々白狐の情報が出てくる訳でもなく、ただただ時間が過ぎる。
しかも…なんか心做しか治安が悪くなっているような気がする。
ーガタンッ
ほらまた聞こえてきた。
喧嘩の音が。
狭い路地に入って行くと、そこには男が7人いて、そのうちの一人が袋叩きにされていた。
ん?殴られてるのって…皇龍の倉庫で見た事がある奴だった。
そいつは気を失っていて、これ以上殴られれば最悪死ぬだろうと思った僕はそこに入っていった。
「お前だれだ!?」
陽向『俺か?誰でもいいだろ』
「邪魔すんな!お前もこいつと同じようにしてやるよ」
……ふーん。この俺の相手になるのかな?
威勢は良かったものの、やはり弱くて3分も経たないうちに6人が立ち上がれなくなっていた。
陽向『お前ら、白狐のやつか…?』
「ぅっ…カハッ……そ、れが何だよ!」
陽向『何でこいつを殴ってた?』
「そんなの向こうの人数減らす為に決まってんだろ」
……白狐…。
何処までお前らは卑怯なんだ。
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