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喧嘩というもの
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次の日。
僕はある倉庫の前にいた。
そう。白狐の倉庫だ。
陽向『…よし、行くか』
と気合を入れて扉を蹴破る。
…が、倉庫には誰もいなかった。
場所はちゃんと合ってる。
ならなんで……?はっ!もしかして…
ガランとした倉庫を見て、僕は一つの嫌な予感がした。
もしかしたら、もう皇龍の倉庫へ向かっているのではないかという事を。
だとしたら、急がなければならない。
例え、全国No.1の皇龍であろうと、40人から26人に減っている今、白狐の150人には太刀打ちできないだろう。
僕は急いで皇龍の倉庫へ向かう。
———間に合えっ!!
倉庫へ着くと、皇龍のメンバーは幹部以外はもうほとんど倒れていた。
その幹部ももう疲れてきているように見える。
…っ、一稀!
微かに人の隙間から見えた一稀の後ろにパイプを持って振りかかろうとしているやつが見えた。
そんなこと俺は絶対にさせねぇ。
一稀の背後へ移動し、そいつを殴り飛ばす。
すると、一斉に喧嘩の音が止み辺りがしんと静まる。
陽向『……お前らの相手は俺だ。幹部を倒したきゃ俺を殺ってから行け!』
白狐「お前、誰だっ!」
陽向『赤目…って言ったら分かるか?』
白狐「な、赤目!?なんでお前が!!!……くそっ!お前ら行け!」
…ふっ、お前らに教えてやるよ。
武器なんて卑怯な手を使わない、本当の戦い方ってやつを。
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