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BLOOD EYE
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一稀とあったのはほんの数ヶ月前だけど、たくさんの感情を教えて貰った。
人を好きになる事、泣くという事、 周りに僕のことを想ってくれている人がいる事—
いっぱい教えて貰った。
陽向『一稀、ありがとう』
だから、つい言葉にして伝えたくなったんだ。
一稀「ん?何が?」
陽向『ふふっ、内緒』
でも、教えるのは勿体ないから言わない。
一稀「あー?何でだよ!気になんじゃん」
陽向『…うーん…嫌だ。だって謎が多い方が面白いでしょ?』
最初っから全て知っていても面白くない。
だから、もっと一稀のことを知りたくなる。
そして、新しい一面を見てもっと好きになる。
一稀「ま、そうだな。でも、もうそんなにおっきな秘密は勘弁な。俺の低脳がキャパオーバーすっから」
陽向『あははっ、何それっ』
一稀とこうやって話す何気ない会話。
あの時、僕が赤目だとバレた時もうこんな会話は出来ないと思ってた。
だから、この何気ない日常のひと時が僕にとっては宝物だ。
陽向『はー、笑った笑った!…一稀は?重大秘密とかあるの?』
一稀「あ?んなもん……ぁー…ねえよ」
そう、何気ない会話が…………。
陽向『え、あんの?』
一稀「ん?何もねぇよ?」
……怪しい。
陽向『そっかぁ〜…』
僕の名前は東上陽向。
又、1度あったら血を見ると有名な赤目“BLOOD EYE”
一稀「ひ、陽向?なんか…さ、殺気が見えるような…」
陽向『…殺気?なにそれ美味しいの?』
一稀「…目が笑ってない……」
さぁて、今日はどんな色が俺の目に映るのかな?
Fin
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