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1話
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あるところに1人
鴇家の家の次男として生まれた子がいた
その子はほかの子とは違うオーラがあった
まず瞳だ
鴇家は代々蒼の目で生まれてくるのだが
その子は異なっていた
右目は蒼、左目は…薄い紫色だった
親族は何か 新しい予兆かもしれないと騒ぐ中、
周りの他の家のものはその瞳の色に恐れ
氷琥は1人だった
そんなある時、ある男の子に出会った
「お前の瞳…
すげー綺麗なオッドアイだな!
俺、その色好きだ!!」
笑顔で自分にいいよって来た
気味が悪いと言わなかった
冷たい視線を送ってこなかった
ただ、
「俺の名前は〇〇!
俺と友達になろうぜ!!!」
そのこの名前は…
今じゃ思い出せない
けど、その子だけは怖がらず
笑顔で優しく関わってくれた
それだけでもう氷琥は嬉しかった
その子とすぐ仲良くなり、
明るい子に育っていった
このままこの子と一緒にいたい
僕はこの子となら何でもできる
そう思っていた
しかし、
家は許さなかった
「氷琥…
あの輩とはもう縁を切れ」
「は?」
あまりにも唐突な言葉だった
父は冷たい目でこちらを見てくる
そうだ父は一度も僕に笑顔を見せてこなかった
気味が悪いものを見るような視線…
〇〇はそんな目で一度も見たことないのに…
実の父がそう見てくる…
何とも言えない感情が体の中で広がる
「な、なんで、、、?
〇〇は…僕の大事な友達です!!!!
僕を何も偏見せず、笑顔で…
初めて笑顔で僕に接してくれたのは、、、」
そう、自分にあんなに純粋に笑顔を向けてくれたのは…
〇〇だけだったんだ、、、
失いたくないそう思い反論しようとした、、、
が…
「黙れ!
お前のその奇妙な瞳…
それがただ珍しいだけだろ!!!!
子供の好奇心の仲良しごっこなぞに付き合えるか!
…ったく…とにかくあの分家の小僧には会うな
あの小僧は何をしでかすかわからん…
ましてやまだ小さなあんな世の中の社会ルールの
階級世界を を知らぬやつなぞに…
鴇家が関わるなど言語道断だ
分かったな?これは家の当主の命令だ」
「…っ………!」
悔しかった
涙を出せずにはいられなかった
こんなにも父に殺意を持ったことは無かった
どんなに冷たい目でこちらを見てきても
実の親子だとしても外に出れば赤の他人のように
振る舞われようとも泣かずにいたのに…
〇〇のことをけなされ、遂に限界がきた
「…で……やる…」
「ん?何だ?もっとハッキリ喋らんか」
涙を拭い殺意の目で父を見る
「こんな家…出てやる!!!!」
そう言って氷琥は
自分の今使える魔法で
その場から去った
「待て!!どうゆうことだ、、、?
あいつには…魔法を教えるなと言っていたはずなのに…
ましてやまだ7歳だぞ…?
おい!誰だ!?あの餓鬼に魔法を教えたのは……!?」
鴇家当主、
鴇尚靖はその場で頭を抱える
そう、鴇家の恥だと思われている子に
何故…魔法が使える…?
何故教えている?
ましてや…大人でもミスすればこの世から消える可能性のある瞬間移動の魔法を…?
その謎はすぐに解けた
その犯人はすぐ自分の目の前に現れたからである
その瞬間移動を使って
「…お前か…
巫琥…」
目の前にいる息子を睨みつける
その目の前にして
巫琥は
「はっ…
ザマァねぇな親父
オメェが餓鬼呼ばわりしてる俺の弟は…
俺に劣らない魔法使いだぜ?」
勝ち誇ったかのような笑みで見ているのは
銀髪と蒼い瞳が特徴な鴇家の長男鴇巫琥である
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